-東野圭吾

2009年7月アーカイブ

流星の絆

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流星の絆は、2006年9月から2007年9月まで1年間、週刊現代に連載された推理小説です。2008年3月に講談社より刊行され、10月にTBSでテレビドラマ化されました。

幼い頃に両親を殺された兄弟3人が、詐欺を働きながら両親の復讐を胸に生きていきます。事件の時効が迫る14年後、ようやく3人は犯人を追い詰めていきます。単行本が刊行された当初、すごいスピードで発行部数は25万部を超え、ドラマ後はロングセラーを記録、約48万部を売り上げました。

ドラマでは、脚本を「池袋ウエストゲートパーク」や「木更津キャッツアイ」などで知られるクドカンこと宮藤官九郎が手掛け、兄弟3人を嵐の二宮和也、関ジャニ∞・NEWSの錦戸亮、戸田恵梨香が演じました。

ドラマは初回から視聴率20%を超え、最終回では最高となる22.6%を記録しました。さらに、週刊エンタテイメント情報誌「オリ★スタ」の「秋ドラマ☆エンタメAWARD08」では、好きなドラマ・主題歌・俳優・女優の各部門で4冠を達成しました。原作のファンからも、「シリアスな世界観にクドカンによるコメディな面白さが加わり、飽きずに楽しめる。ひと味違って面白い。」と好評でした。

ガリレオ

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東野圭吾の探偵ガリレオシリーズは、2007年にフジテレビでテレビドラマ化され、大ヒットとなりました。平均視聴率は20%を超え、その後スペシャルドラマも放送されました。さらに、2008年には続編となる映画も公開されました。

このガリレオシリーズは、様々な作品が映画化・テレビドラマ化されている彼の作品の中で待望されたミステリーで、推理小説では科学技術を使ったトリックは使用しないという基本を破ったことでも話題になりました。

「すべての事柄は物理学で解明できる」という物理学科助教授、湯川学が、超常現象のような不可解な事件を科学によって解明していくというストーリーです。この湯川学は、俳優、佐野史郎をモデルにして書かれたそうです。

原作では、湯川は草薙刑事と組んで事件を解決していきますが、ドラマでは華を持たせるため、相方を女性の内海刑事に変更されました。また、ドラマの理工学部の学生や刑事などは存在せず、原作でのレギュラーキャストとして毎回と登場するのは湯川と草薙刑事のみです。

しかし、登場人物の設定は大きく違うものの、発生する事件や現象、仕掛け、解明方法などは原作と同じです。ドラマでの湯川学は、超人気俳優、福山雅治が演じています。彼の独特なしゃべり方はドラマの人気理由の一つで、湯川の口癖「実におもしろい」は、多くのタレントなどに真似されています。

 

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白夜行

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白夜行は、1999年に刊行されベストセラーとなったミステリー小説です。集英社の「小説すばる」に1997年1月号から短編として連載されていましたが、単行本として刊行されるにあたり、長編に構成し直されました。発行部数は2005年11月の時点で55万部程度でしたが、同年に舞台化、翌年にはテレビドラマ化され、第一話放送直後からあっという間に売れ行きが伸び、2006年1月に100万部を突破しました。2007年4月時点では、120万部を超えています。

物語は、1973年に大阪で起きた殺人事件の被害者の息子(亮司)と容疑者の娘(雪穂)、当時小学生だったこの2人の成長を追う形で展開していきます。2人は全く別の人生をそれぞれ歩んでおり、各章ごとに交互に現れます。しかし、何気ない小物や台詞で2人の接点を感じられ、その何気なさが実にうまく書かれています。2006年にはTBSでドラマ化されましたが、主人公の性格が原作と全く違っていたり、初回放送の時点ですでにネタバレしたことなどから批判を呼び、公式サイトには反対意見などが多く寄せられました。

また、レイプや殺人などの子供にふさわしくないシーンが多かったため、録画率が高く、視聴率は伸びませんでした。テレビドラマ放送後、白夜行は社会派ドラマと評価されましたが、原作ファンは恋愛ドラマだと言っています。

 

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東野圭吾

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東野圭吾は、1958年大阪府生まれの推理小説化です。代表作は秘密、容疑者Xの献身、探偵ガリレオ、手紙、流星の絆などで、彼の作品の多くは映画化・テレビドラマ化され、大ヒットとなっています。

幼い頃から読書少年だったわけではなく、高校時代に偶然読んだ小峰元の「アルキメデスは手を汚さない」がきっかけとなり、推理小説に目覚めます。その後、自身も推理小説を書き始め、日本電装株式会社に技術者として入社してからも勤務の傍ら小説を書き続けます。そして、1985年に書いた「放課後」で第30回江戸川乱歩賞を受賞し、翌年に退職、本格的に小説家としての道を歩み始めます。

しかし、作家にはなったものの、なかなかヒット作には恵まれず、文学賞を15回も落選します。彼が注目を集めたのは、1996年の「名探偵の掟」でした。「このミステリーがすごい!1997」では3位に選ばれ、1998年の「秘密」で大ブレイク。この作品は第52回日本推理作家協会賞を受賞し、映画化もされました。2006年には「容疑者Xの献身」で第134回直木賞、第6回本格ミステリー大賞などを受賞し、作家としての評価を高め、人気作家としての地位を築き上げます。現在、「ガリレオ」シリーズは売り上げ累計400万部を突破しました。

 

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