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白夜行

白夜行は、1999年に刊行されベストセラーとなったミステリー小説です。集英社の「小説すばる」に1997年1月号から短編として連載されていましたが、単行本として刊行されるにあたり、長編に構成し直されました。発行部数は2005年11月の時点で55万部程度でしたが、同年に舞台化、翌年にはテレビドラマ化され、第一話放送直後からあっという間に売れ行きが伸び、2006年1月に100万部を突破しました。2007年4月時点では、120万部を超えています。

物語は、1973年に大阪で起きた殺人事件の被害者の息子(亮司)と容疑者の娘(雪穂)、当時小学生だったこの2人の成長を追う形で展開していきます。2人は全く別の人生をそれぞれ歩んでおり、各章ごとに交互に現れます。しかし、何気ない小物や台詞で2人の接点を感じられ、その何気なさが実にうまく書かれています。2006年にはTBSでドラマ化されましたが、主人公の性格が原作と全く違っていたり、初回放送の時点ですでにネタバレしたことなどから批判を呼び、公式サイトには反対意見などが多く寄せられました。

また、レイプや殺人などの子供にふさわしくないシーンが多かったため、録画率が高く、視聴率は伸びませんでした。テレビドラマ放送後、白夜行は社会派ドラマと評価されましたが、原作ファンは恋愛ドラマだと言っています。

 

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